![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoyd4psCjbpCTJoyKE3ZHoaN9-0Mj8PZItmw_h1Y3yT3tUeOxp4-A9zQ94yLsyEEbiB8MjYRrv0Vav0GblD3gOC8naTb5O3UdDlr2thSmq_ouNPh1_Zd5xeYe63KUShS0CwSqQf7A1KZbN/s320/DSC00469.jpg)
別名:
旧社格:村社
創建:
本務社:豊受大神
中野八幡宮は、旧中野村の鎮守で、本殿内にある慶長八年(一六〇三)の古棟札二枚と、神体の木造将軍地蔵騎馬像の作から、室町時代後期に遡ることができ、同年に本殿と覆屋を新造したことが分かる。このため、勧請の年代は不詳であるが、古社であることは間違いないと思われる。
本殿は、中規模の一間社流造りの内宮で、覆殿内部に安置されている。建設年代は、十八世紀前期ごろと推定される。大きさは、間口五尺、奥行きは母屋が四・一尺、向拝出が三・九尺で、母屋の柱には直径五・八寸の丸柱が用いられている。
母屋の正面、黒漆塗りの桟唐戸は、草花の幾何学文を彫り、彩色を施した珍しい建具である。正面両脇の小壁には、竹と梅に鶯の彫刻をはめ、中備にあげた本蟇股の脚間にも彫刻をはめる。
当本殿は、洗練された意匠の彫刻装飾を多用していることが大きな特色である。また、本部をすべて彩色しているうえに、銅製の飾り金具が多く用いられている。かつ、保存状態もよい。以上のように、本物件は、本市における彫刻装飾を多用した初期の貴重な遺構で、保護の価値があると認められるため、市指定重要文化財に指定したものである。
無いようです
大きな地図で見る
0 コメント:
コメントを投稿